介護・福祉
介護・福祉事業所のホームページ制作費用|内訳と見積もりの確認ポイント
介護・福祉事業所のホームページ制作費用は、ページ数や機能、原稿・写真の準備、公開後の更新方法で大きく変わります。費用の内訳、見積もりで確認したい項目、月額制の料金例と契約条件、補助金を使う場合の注意点を整理しました。
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この記事のポイント
- ホームページの制作費用は、ページ数・機能・原稿や写真の用意・公開後の更新方法によって大きく変わるため、「相場の金額」だけで判断せず、何に費用がかかるかの内訳で比べることが大切です。
- 介護・福祉事業所では、空き状況やお知らせの更新、採用ページ、写真の掲載の同意、高齢のご家族にも読みやすくする配慮などが、費用と手間に影響します。
- 見積もりは、作業の範囲・原稿と写真の扱い・修正の回数・公開後の保守・ドメインの名義などをそろえて比べると、違いが分かりやすくなります。
- 料金の一例として、Nexus の介護・福祉事業所向けプランは制作費0円・月額5,000円(税別)です。最低契約期間は12か月で、ドメインは原則として Nexus が管理します(2026年10月13日時点)。
- 補助金は、制度や公募回によって、ホームページ制作が対象になるか・上限額・対象となる法人の種類が変わります。最新の公募要領で確認し、交付決定の前に契約しないよう注意が必要です。
「ホームページを作りたいけれど、費用がどのくらいかかるのか分からない」。介護・福祉事業所の方から、最初によくいただくご相談です。
ホームページの制作費用は、同じ「5ページのホームページ」でも、どこまでを制作会社に任せるか、公開後に誰がどう更新するかによって大きく変わります。そのため、この記事では根拠のない「相場の金額」は載せず、費用が何で決まるのかと、見積もりを受け取ったときに確認したいことを整理します。
結論:金額より「何に費用がかかるか」で比べる
インターネット上では、ホームページ制作の「相場」がさまざまに紹介されています。ただ、含まれている作業の範囲がそろっていない金額を比べても、自分の事業所に合うかどうかは判断できません。
比べにくい見方
- 総額だけを見て、安い・高いを判断する
- 「相場」と比べて決める
比べやすい見方
- 見積もりの内訳と、作業の範囲を見る
- 公開後にかかる費用と手間も含めて考える
ホームページ制作費用の内訳
制作会社によって呼び方は違いますが、ホームページの費用は、おおむね次のような作業で構成されています。
- 企画・構成
目的の整理とページ構成
誰に何を伝えるか、どのページに何を載せるかを決める作業。
- デザイン
見た目と使いやすさの設計
スマートフォンでの見やすさ、文字の大きさ、ボタンの配置など。
- 制作
ページの組み立てと更新の仕組み
ページ数、問い合わせフォーム、お知らせを自分で更新できる仕組みの有無など。
- 原稿・写真
載せる文章と写真の用意
事業所で用意するか、取材・撮影を含めて依頼するかで変わる。
- 公開後
保守・更新
更新の代行、不具合への対応、セキュリティの更新など。
- 基盤
ドメイン・サーバー
ホームページの住所と置き場所の費用。毎年・毎月かかる。
見積もりに「一式」とだけ書かれている場合は、この中のどこまでが含まれているのかを確認しましょう。
介護・福祉事業所で費用が変わりやすいポイント
介護・福祉事業所のホームページには、一般の会社のホームページとは違う事情があります。次のような点は、制作の費用にも、公開後の手間にも影響します。
- 事業所・拠点の数:デイサービスや訪問介護など、複数のサービスや拠点を紹介する場合は、ページ数が増えます。
- 更新の頻度:空き状況やお知らせ、行事の様子をこまめに載せたい場合は、事業所で更新できる仕組みを入れるか、更新を依頼するかを決める必要があります。
- 採用ページ:職種ごとの募集ページや、働く人の紹介を載せる場合は、そのぶんの原稿と写真が必要です。
- 写真の撮影と掲載の同意:ご利用者や職員が写る写真は、同意を得たものだけを使います。撮影を依頼するか、事業所で用意するかで費用が変わります。
- 読みやすさへの配慮:高齢のご家族も見ることを考え、文字の大きさや、電話番号の分かりやすさに配慮します。
載せる情報の考え方は「介護事業所のホームページに載せるべき情報」、採用ページについては「介護・福祉の採用につながるホームページの作り方」で詳しく解説しています。
公開後にかかる費用も含めて考える
ホームページは、公開して終わりではありません。制作の費用だけでなく、公開した後に毎月・毎年かかる費用と手間も含めて考えると、後から困ることが少なくなります。
| 項目 | いつかかるか | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 制作 | 最初に1回 | 作業の範囲、ページ数、原稿・写真の扱い |
| ドメイン | 毎年 | 誰の名義で契約するか |
| サーバー | 毎月または毎年 | 誰が契約・管理するか |
| 保守・更新 | 毎月、または依頼のたび | 何をしてもらえるか(更新の代行・不具合対応・セキュリティ) |
「制作費は安いが、更新を頼むたびに費用がかかる」「月額の費用に更新が含まれている」など、料金の組み立て方は制作会社によって違います。数年使った場合の合計で比べると、違いが見えやすくなります。
見積もりで確認したい項目
見積もりを受け取ったら、次の項目を確認しましょう。複数の会社に見積もりを依頼する場合は、同じ条件で依頼すると比べやすくなります。
- 作業の範囲(企画・デザイン・制作・原稿・写真のどこまでか)
- ページ数と、ページを追加するときの費用
- 原稿の作成や、取材・撮影を含むか
- デザインや原稿の修正は何回まで含まれるか
- スマートフォンでの表示に対応しているか
- 問い合わせフォーム、お知らせの更新の仕組みがあるか
- 公開後の保守・更新に何が含まれ、いくらかかるか
- ドメイン・サーバーを誰の名義で契約するか
- 契約期間と、途中でやめるときの条件
ドメインやサーバーの名義、更新を誰が行うかといった確認事項は、「ホームページ制作を依頼する前に準備すること」でも整理しています。
料金の一例:Nexus の介護・福祉事業所向けプラン
ここまで「内訳と条件で比べる」ことをおすすめしてきました。参考として、当社(Nexus)が提供している介護・福祉事業所向けのホームページ制作の料金と条件を、同じ見方で整理します。ほかの制作会社の料金と比べる場合も、金額だけでなく、下の「条件」をそろえて比べてください。
| 項目 | 内容(2026年10月13日時点) |
|---|---|
| 料金 | 制作費0円・月額5,000円(税別) |
| 最低契約期間の基本料金の合計 | 60,000円(税別)=月額5,000円×12か月。下の「別料金のもの」の費用は含まない |
| 月額に含まれるもの | ホームページ制作(5ページ程度)、スマートフォン対応、サーバー費、独自ドメイン費、SSL対応、お問い合わせフォーム、基本SEO設定、保守管理 |
| 別料金のもの | ページの追加、写真撮影、採用ページ制作、公開後の更新代行、AI検索対策、Googleマップ集客支援など(内容に応じてお見積り) |
| 契約期間 | 最低契約期間は12か月。以降は1か月単位の自動更新 |
| 解約 | 解約希望月の1か月前までに連絡。最低契約期間(12か月)内に解約する場合は、残りの期間分の月額料金がかかる |
| ドメイン | Nexus が手配し、費用は月額に含む。原則として Nexus が管理し、移管を希望する場合は相談 |
| 制作の進め方 | 公開前の修正は2回まで。文章はヒアリングや手持ちの資料をもとに簡易的にリライト。公開は素材がそろってから2〜3週間が目安 |
出典:Nexus株式会社「介護・福祉事業所向けホームページ制作」(料金・よくある質問)。条件は変わることがあるため、最新の内容はサービスのページでご確認ください。
ドメインの名義についての考え方
「ホームページ制作を依頼する前に準備すること」では、ドメインはできるだけ自社の名義で管理することをおすすめしています。将来、制作会社を変えるときに、同じ住所(URL)を使い続けやすくするためです。
一方で、上のプランのように、月額料金にドメインやサーバーを含め、制作会社が管理するサービスもあります。手配や更新の手間がかからない代わりに、ドメインの名義は事業所ではなく制作会社になります。
ドメインを自社の名義で管理する
- 制作会社を変えても、同じURLを使い続けやすい
- 契約・更新の手続きと費用の管理は、事業所が行う
制作会社が管理する(月額に含む)
- 手配・更新の手間がかからず、費用も月額にまとまる
- 解約するときに、ドメインを引き継げるかの確認が必要
どちらを選ぶ場合も、契約の前に「解約したとき、ドメインを自社に移せるか(移管できるか)・その手続きと費用」を確認しておくと安心です。Nexus のプランでは、ドメインは原則として Nexus が管理し、移管を希望する場合は、内容を確認のうえ個別にご案内しています。すでに自社の名義でドメインをお持ちの場合も、ご相談ください。
費用を抑えるために事業所でできる準備
費用を抑えるために一番効果があるのは、制作会社とのやり取りを減らせるように、事前に決めておくこと・用意しておくことを整理することです。
費用を抑えるための準備の順番
目的を決める
ご家族からの問い合わせを増やしたい、採用につなげたい、など。
載せる情報を書き出す
サービスの内容、1日の流れ、料金の考え方、空き状況、アクセスなど。
手元の写真と資料を集める
パンフレット、写真(掲載の同意があるもの)、ロゴなど。
公開後の更新の分担を決める
事業所で更新するもの、依頼するものを分けておく。
すべてを最初から作り込まず、まず必要なページから公開し、使いながら増やしていく方法もあります。
補助金を使う場合の注意点
ホームページの制作に補助金を使えるかどうかは、制度によって、また同じ制度でも公募回によって変わります。2026年10月13日時点で、公式の資料から確認できた主な点は次のとおりです。
小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠>第20回公募(商工会議所地区)
- ホームページの費用は「ウェブサイト関連費」として扱われ、それだけでは申請できません。申請額の上限は 30万円(税込)です。〔7.補助対象経費〕
- 交付決定の前に発注・契約・支払いをした経費は、対象になりません。〔7.補助対象経費〕
- 社会福祉法人・医療法人・一般社団法人などは、対象になりません。会社・個人事業主・一定の要件を満たすNPO法人などで、業種ごとの従業員数の基準を満たす小規模事業者が対象です。〔2.補助対象者〕
出典:同補助金 第20回公募 公募要領(第8版・2026年7月21日)。〔 〕は公募要領の項目。商工会地区は、別の補助金事務局の公募要領を確認してください。
なお、「デジタル化・AI導入補助金2026(旧 IT導入補助金)」では、公式のよくある質問で、ホームページ制作(ECサイト制作を含む)は補助対象外とされています。
補助金の内容は公募回ごとに変わります。申請を考える場合は、最新の公募要領で条件を確認し、地域の商工会・商工会議所などに相談したうえで、制作会社と契約する時期を決めましょう。
事業所に必要なページや、公開後の更新の分担から、費用の考え方を一緒に整理できます。
介護・福祉事業所向けホームページ制作よくある質問
介護事業所のホームページ制作の相場はいくらですか?
作業の範囲や公開後の更新方法によって大きく変わるため、この記事では一律の相場の金額は示していません。参考として、この記事の「料金の一例」で、Nexus のプランの料金と条件を紹介しています。複数の見積もりを比べるときは、総額ではなく、この記事の「見積もりで確認したい項目」をそろえて比べることをおすすめします。
月額制と、最初にまとめて支払う方法はどちらがよいですか?
どちらにも向き不向きがあります。月額制は最初の負担を抑えやすい一方、契約期間や途中でやめるときの条件、ドメインの名義などを確認する必要があります(Nexus の月額制プランの条件は、この記事の「料金の一例」で整理しています)。最初にまとめて支払う方法は、公開後の保守や更新を別に依頼するかどうかを確認しておきましょう。数年使った場合の合計で比べると判断しやすくなります。
今のホームページを作り直す場合も、同じ考え方でよいですか?
基本は同じです。加えて、今のページの一覧や、検索から見られているページを引き継ぐ作業が必要になることがあります。進め方は「ホームページリニューアルの進め方」で解説しています。
まとめ
介護・福祉事業所のホームページ制作費用は、作業の範囲・原稿と写真の用意・公開後の更新方法によって大きく変わります。金額だけで比べず、内訳と、公開後にかかる費用と手間を含めて見積もりを確認しましょう。補助金を使う場合は、最新の公募要領で対象と条件を確認し、交付決定の前に契約しないよう注意してください。
Nexus では、介護・福祉事業所向けのホームページ制作を、制作費0円・月額5,000円(税別)で行っています。サーバー・ドメインの費用と保守管理も月額に含まれます(最低契約期間12か月。ページの追加やオプションは別料金です。条件は「料金の一例」をご覧ください)。必要なページの整理や、公開後の更新の分担から、お気軽にご相談ください。
参考にした情報
- 小規模事業者持続化補助金 補助金事務局(商工会議所地区)「小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠> 第20回公募 公募要領(第8版・2026年7月21日)」(2026年10月13日確認)
- Nexus株式会社「介護・福祉事業所向けホームページ制作(料金・よくある質問)」(2026年10月13日確認)
- 中小企業デジタル化・AI導入支援事業事務局(中小企業基盤整備機構)「デジタル化・AI導入補助金2026 よくあるご質問(通常枠)」(2026年10月13日確認)